摘み取り会の様子

■直近の摘み取り会

こちらが2019年7月に行われた摘み取り会の様子です。沢山の親子連れ、カップル、観光で訪れた皆様、が摘み取りを楽しまれています。

■摘み取り会の歴史

摘み取り会を大船渡市が主催するようになったのは震災の翌年2012年からでそれまでは「碁石ハーブ研究会」が「碁石ラベンダーまつり」を開催しラベンダーの摘み取り体験を行っていたそうです。

■熊上富一郎様との出会い

震災直後の7月の事です。私が鎌を手に1人で畑をうろうろしていると、年配の男性がこちらの様子を気にされていたので、「ラベンダーを摘み取りたい」旨お伝えしたところ、快くご了承下さいました。この方が熊上富一郎様で、地元の学校で校長先生をされていた方です。初対面でしたが、摘み取り初心者の私に丁寧に摘み取り方を教えてくれました。

■末崎町のラベンダー畑と碁石ハーブ研究会

熊上先生はラベンダーの摘み取り方だけでなく、この畑の歴史についても詳しくお話しして下さいました。 

末崎『三十刈ハーブ園』 はじまりと取り組みについて〜きっかけは遊休農地活用と景観形成つくり〜

大船渡市末崎・三十刈(さんじゅうかり)地域住民が環境悪化防止と、遊休農地を解消しようと、景観づくりに平成7年から取り組みはじめる。
試行錯誤を重ね、平成8年から多年草で手間のかからないラベンダーを植栽。
平成9年には生花を東京の中央卸売市場へ出荷。翌年からは拡大、ほかのハーブにも取り組み始めた。
平成12年、正式に「碁石海岸ハーブ研究会」を設立。集落のほとんどが加入する地域総ぐるみの研究会である。
碁石海岸から北へ300メートル余り、道路を挟んで両側にラベンダーを主力とした50種類のハーブ畑を管理していくこととなる。
碁石海岸に続く道を美しい景観で温かく迎える。椿館や博物館、民宿などとも一体となって町が誇る観光地を盛り立てていく。など大船渡を訪れる観光客100万人の足止め作戦を目指す。
会員の高齢化に伴い碁石海岸の観光資源として市が平成22年から引き受け管理される。

■熊谷七郎様との出会い

熊上先生はその後、この畑のすぐ近くに住む熊谷七郎様(ハーブ研究会会員、当時〇歳)をご紹介下さいました。

七郎さんは長年漁師をされてきた方で、2011年当時「近くに住んでいるから」ということで、ラベンダー畑の管理を手伝っていました。七郎さんはとても器用な方で、見事なラベンダースティックやサシェを実に手際よく作られます。あまりの腕前にびっくりしたのを昨日の事のように覚えています。後から分かったことですが、七郎さんは私の同級生のお父様でもいらっしゃり、私のことも娘のようにかわいがってくださって、小物の作り方を丁寧に教えて下さいました。これがきっかけとなり私は家族や同級生たちとともにこの畑のラベンダーを使って小物を作り、販売し、売り上げを大船渡市に寄付する、という「ラベンダー・ウインド」の活動をするようになります。

■以下は2018年以前の摘み取り会の様子です

参加者は年々増えていきました。

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